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EDの相談、苦悩、悩みを持っている男性 [漢方薬のいろいろ]

EDは通常、加齢と共に増えていくと考えられていますが、近年若年層でもEDに悩む男性が増えてきており、一概には年を取るとEDになる、とは言えなくなっています。

1998年に専門の調査員が20歳以上の成人男性を対象に調査を行った所、全体の81%にものぼる人々がEDに悩んでいるという結果が報告されました。

EDには軽症、中等症、重症という3つの段階に分ける事が出来ますが、勃起が十分ではなく、稀に性行為が出来ないという中等症のED、そして完全に勃起が出来ないという重傷EDの人が多数を占めているようです。

軽症のEDも含めると、成人男性の中でEDと判断される人はたくさんおり、もはや高年者のみの病気では無くなってきているのが現状と言えるでしょう。

EDの相談、苦悩、悩みを持っている男性を年齢別に分けた場合、10代が0.3%、20代が2.6%、30代が9.2%、40代が14.9%、50代が28.1%、60代が32.4%、70代が10.5%、80代が0.9%となっています。

ここではやはり年を取る毎に性機能に衰えが見え始め、加齢と共にEDに悩んでいる人が増えてきている事がわかりますが、重要な事は、なんと10代、20代でも少なからずEDに悩む人がいるとの事です。

また、その他として、女性パートナーからの相談もあるそうです。ここでわかる事は、EDに悩む人は年齢や性別に関係なく、たくさんの人々がEDに悩みをもっている、という事でしょう。
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牛黄清火丸の概説 [漢方薬のいろいろ]

牛黄清火丸の概説

 牛黄清火丸は北京同仁堂から造られた黄褐色の大蜜丸で、香りがあり、味が微甘・苦です。
 牛黄清火丸は清熱(熱邪を解消すること)、解毒(体内の毒素を解除すること)、散風(風の邪気を追い出すこと)の作用があります。肝・胃・肺に熱邪が溜まるによるめまい、口内や鼻部にできものができ、歯の痛み、のどの腫れ痛め、流行性耳下腺炎、耳鳴り、耳の痛みなどに用いられます。

牛黄清火丸の飲み方

1回2丸を1日2回、水またはお湯で服用してください。
服用の詳しい方:外包を割り、中の丸薬を小さく切り、数回に分けて飲んでください。或いはそのまま、かんで服用してください。

牛黄清火丸の処方成分

大黄(だいおう)、黄芩(おうごん)、桔梗(ききょう)、牛黄(ごおう)、竜脳(りゅうのう)、丁香(ちょうこう)、山薬(さんやく)、雄黄(ゆうおう)、薄荷脳(はっかのう)
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中国の伝統医学 [漢方薬のいろいろ]

中医学とは、中国の伝統医学で、四千年以上の時間をかけて中医薬学の理論と臨床治療方法を集大成した総合医学です。人体の持つ生命力を重視し、全体(身体 全体、人と自然の総合)を考え、予防第一を指針にしており、病気の治療にあたっては、五臓六腑を中心とする理論によって原因を追求し、天然の生薬(例えば当帰とか甘草といったもの)を組み合わせた処方を用いて、根本治療を心掛けるものです。

中国では、中医学を専門に勉強する医科大学があり、理論と臨床 の両面にわたって総合的に勉強すると共に、西洋医学についての基礎理論も学習します。この医科大学課程の終了者は中医師と呼ばれています。

中医学が重視するのは「未病先防」という考えです。ストレス社会と言われる現代では、体調がおかしいということを感じて病院などで精密検査を受けても、 病気ではないと言われた経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。このような場合に中医学の診断を受けると、いろいろな症状が発見されることがあります。中医学では、まだ病気の段階でなくても、症状が観察されたら、その症状を取り除くための治療を行います。つまり病気に発展する前に、未然に病気を防ぐ「未病先防」というのが、中医学の基本的な考えなのです。

中医学の診断の特徴として、四診というものがあります。患者の全体像を観察する望診、症状だけでなく、生活環境や日常生活、家族の状況などをヒヤリングする問診、患者の声や息遣いなどから体調を捉える聞診、脈の状態等で病状を知る切診の四通りの方法で、病状を総合的にまとめて正しく分析します。これを弁証と言って、中医学の診断の一番の特徴です。弁証の結果から、一番効果的な治療方針が立てられるわけですが、これを論治と言います。

また舌は身体の健康のバロメーターとされ、病気の状態や変化が、舌の大小、色、舌の苔の厚薄や色合い、舌が湿っているか乾燥しているかなどに現れるので、舌を観察するのは重要なことです。例えば舌の苔が厚いのは、食べ過ぎか、消化不良か、水分の新陳代謝減退-身体が重いとか、むくみがあるとか-、病気ではなくても不健康を表わすしるしとされています。

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「加齢による衰え」とあきらめたくない [漢方薬のいろいろ]

55歳の時に単身赴任で家族から離れて暮らすことになりました。帰るのは月に1度くらい。妻も毎月のように赴任先へ来てくれたので、2週間に1度くらいは性生活がありました。

初めの頃は新婚に戻ったようで新鮮な気持ちでしたが、そのうち勃起するまでに時間がかかるようになり、“中折れ”することも多くなってきました。一人暮らしが淋しくて毎晩お酒を飲むようになっていたので、飲み過ぎだなと反省。お酒の量を控えるようにしたのですが改善するどころか、ついにほとんどダメになってしまいました。

妻には浮気を疑われました。「目の届かないところで何しているの?」って。こちらも原因が分からないだけにイライラし、夫婦の仲もギクシャクするように。3年後に家へ戻った時には寝室は別々になっていました。それから11年、何とかして男として復活したいと精力剤を試したり、いろいろな本を読んだりもしました。私は少し血圧が高めなのですが、それ以外はいたって健康。やはり加齢によるものなのか???と一時はあきらめていました。

しかし同年代の友人と話していると、みんなまだまだ盛んな奴が多い。中には糖尿病でEDになったが、治療薬のおかげでセックスを楽しんでいるという話もあり、思わず身を乗り出しました。これまでは体も悪くないのに薬を飲むことに抵抗があったのですが、その効果を聞いて、ぜひ私も試してみたいと思っています。

「漢方薬」は、数千年にわたる [漢方薬のいろいろ]

「漢方薬」は、数千年にわたる効き目や安全性に関する長い経験に基づいて、特有の理論体系を築き上げ、いくつもの生薬を組み合わせて調合されています。そのため、一つの漢方薬でさまざまな症状を治し、複合的な効果を期待することができます。

まさに、高齢社会を迎えて、いくつもの症状をかかえ、たくさんの薬をのまなければならないお年寄りに適した薬だといえましょう。 さらに「漢方薬」は、西洋医学では対処しにくい半健康状態から慢性疾患にいたるまで、広い症状に対処できるお薬です。 広く使われ、科学的な研究も進むようになってきて、「漢方薬」が今の医療にとって大切な薬であることが、西洋医学からも認められてきています。

現在、多くのお日常の診療で漢方薬を使っており、大学病院や総合病院でも漢方外来をもうける施設が増えてきています。

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糖尿病(消渇病)の漢方療法 [漢方薬のいろいろ]

 成人病の代表格といえば糖尿病です。百万人の病気ともいわれ、会社の健康診断で軽い糖尿病が発見されるケースは珍しくありません。この病気は、古人をも悩ませ続けたものとみえて、例えば紀元前1500年ごろのエジプト遺跡から出てきたパピルス紙にも“多尿?ロ渇?体重減少”という糖尿病特有の症状の記載があるといわれます。

 現代医学的に言えば、老化とともに全身のホルモンバランスの崩れから、血糖値の高くなるケースが多いとされています。全身のバランスコントロールを心がけるうえでも、漢方薬は格好のクスリとなるはずです。

 中国でも、紀元前500年ごろに著されたと伝えられる中国漢方のバイプル「黄帝内経」に、「消渇(しょうかち)」という病名が登場します。体力の消耗とノドの渇きが激しい疾患ということで、今日の糖尿病に相当するものだとされています。

 この「消渇病」の漢方療法が確立したのは、今から1000年ほど前のこと。糖尿病の三大症状といえば、ロの渇き、多尿、食欲の高進(重症では低下)の3つです。3症状の強弱によって処方も変わる。この中の、どの症状が最も強く出るかによって、消渇病を上消?中消?下消の3つのスタイルに分け、それぞれの漢方処方が考案されて効果をあげるようになりました。

 ロ渇の強さが特徴の上消タイプには、ノドの渇きをとる百虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)や八仙丸が効果的です。大半の糖尿病は、体液の消耗によるノドの渇きや、疲れ、精力の減退を訴えます。これはまさしく老化による腎(じん)虚の症状であり、このような場合には腎を補強し、体液を増す作用のある八仙丸の適応ということになるわけです。

 食べても食べても満腹感のない中消タイプには、食欲高進のもとになっている胃の熱をさましながら、体液を増すことが必要で、増液湯(ぞうえきとう)に黄連(おうれん)を加えて服用するのが一つの方法です。

 尿の多い下消タイプには、ほてり感が強いときは六味地黄丸を桑ひょう蛸(そうひょうしょう)、金桜子(きんおうし)などを煎じた液で服用するなどの方法があリます。とりわけのぼせ感の強いときは知柏地黄丸(ちばくじおうがん)が適しています。これら三つの症状は、同時にあらわれることも多く、その場合には前述した処方を組み合わせたり、各人に合わせた漢方処方を考えることになります。

 この病気は治りにくいものですが、食事や運動療法を取り入れて体調をうまくコントロールしていくなら、一病息災とすることも可能です。

漢方薬とはどのような薬なのでしょうか? [漢方薬のいろいろ]

漢方薬の基本的な考え方は、人がもっている病気を治す力を高めることです。

よく「漢方」イコール「漢方薬」と思っている方がいますが、漢方薬は漢方医学という東洋医学の一部で、他に針灸、養生、按摩、気功?太極拳なども、漢方医学の治療法です。
これらはみな、誰もがもともと持っている、病気と闘い、治す力(自然治癒力)を高め、からだを整えることを基本にしています。
漢方薬は、一人ひとりの個人差を重視して、 使い分けています。

そのため漢方は、病名で診断することだけでなく、患者さん一人ひとりの体質や病気の状態を見きわめながら、最適な漢方薬を使い分けていく、いわゆる「オーダーメード」の治療だといえましょう。

ですから、同じ病気でも患者さんの状態によってのむ薬が違ったり(同病異治)、ひとつの薬がいろいろな病気に応用される (異病同治)こともあります。

漢方薬はいくつもの生薬を組み合わせて作られる薬です。

漢方薬は、数千年の年月をかけて、患者さんの症状に合った生薬の組み合わせ(処方)を生み出しました。それをもとに、日本の現状に合わせて発展させてきたのが、漢方薬です。

小さくきざんだ生薬を煎じてのむ、伝統的な煎剤もありますが、今、わが国で広く使われているのは、煎じ薬を乾燥させてアルミパックに入れ、持ちやすく、また飲みやすくしたエキス剤(医療用漢方製剤)です。
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