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純水を飲んでいいのかという問題 [慢性の便秘]

純水を飲んでいいのかという問題です。逆浸透膜(RO)浄水器を私も利用したことがあります。熱帯魚の換水用の水を作るためです(サイト紹介参照)。いったん、純水を作り、所望の硬度になるようミネラルを添加したり、水道水で割ったりします。 そのまま純水を水槽に注入するとどうなるのでしょうか? 魚はうまく泳げません。理由はよく分かりませんが、浸透圧の差で魚の体内と水の間で体液の移動が起こるのではないかと思います。  水は周囲の物質をよく溶かしてしまう、ということを思い出してください。 人間の場合はどうなのか、実験はしていません。怖いので。 さらに、使い勝手で気になる点があります。メンブレンの径が極端に小さいため、水を作るのに時間がかかるのです。そのため、この装置はタンクを持っていて、処理水はゆっくりとここに溜まります。すぐ、飲めればいいのですが、塩素を除いた水は雑菌の繁殖が速いです。衛生上、気にまります。 もう一つ、経済性です。1リットルの水を作るために数倍の水を捨てなければなりません。これは原理上やむをえないことです。原水側に圧力をかけてそのまま捨てるのです。 いかがですか? この浄水器が浄水器の決め手とは思えないでしょう。

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逆浸透膜浄水器(純水)は身体に悪い? [慢性の便秘]

逆浸透膜浄水器(純水)は身体に悪い? 逆浸透膜(RO)浄水器って今まで耳にされたことがありますか? 純水に近い水を作ることができる浄水器です。元々、米国で海水から飲用水を確保するために開発されたもので、確かに上表のほぼすべての物質を除去できます。 原理はメンブレンと呼ばれる半透膜(0.0001ミクロンの微細な孔を有する)を介して水道水(原水)側に圧力をかけると、反対側にほぼ水分子だけが取り出せるというものです。 と聞くと、ほぼ浄水器のゴールのように思えますね。でも、これが浄水器の決め手なのでしょうか?私はそうは思いません。 もう一度、上表の『処理の方向』をご覧ください。これは私の意見です。 まず、ミネラルですがこれは残すべきです。逆浸透膜浄水器の処理水は何の味もしません。はっきり言ってまずいです。ミネラルは水の味を決定する大事な要素です、それを除去してしまうと味がなくなるのは当然です。料理に使うのならレシピによってはいいかもしれません。

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慢性の便秘4タイプと処方の選択 [慢性の便秘]

中国漢方では、便秘を起こす原因によって、熱性便秘、燥性便秘、気滞性便秘、気虚性便秘のようなタイプに大別します。ですので、便秘という一つの症状に目を向けるだけでなく、他の全身的自覚症状や他覚症状から総合的に判断し、体質改善による根本治療を目指します。


慢性の便秘4タイプと処方の選択
 便秘に悩んでいるサラリーマンは意外に多いものです。消化器内科で精密検査をしても、大腸に特別な異常は見あたらず、下剤を渡されるケースが一般的です。なかには会社の同僚や友達に「いいクスリだから」とすすめられて、市販の便秘薬を服用したにもかかわらず、さっぱり効果がみられないという困ったケースもよく耳にします。

 あなたは便通の異常をワンパターンに考えすぎていませんか?東洋医学では、なぜ便秘になったのか、どういうタイプの便秘なのかをまず考えます。そして、便秘という一つの症状に目を向けるだけでなく、他の全身的自覚症状や他覚症状から総合的に判断し、体質改善による根本治療を目指します。

中国漢方では、便秘を起こす原因によって、次のようなタイプに大別します。
1.熱性便秘…大腸内が熱状態となり、便は硬く乾燥ぎみ、全身のほてり感、口渇、口臭などを伴うこともある。腸の熱をとり、乾燥を防ぐことで便通をうながす代表的な方剤としては麻子仁丸(ましにんがん)があります。

2.燥性便秘…老化や衰弱によって身体の水分が少なくなり、熱っぽくなリ、腸管や便通に異常が現れるもの。動悸、めまい、ロ渇などを伴うことも多い。

1.の型は栄養過剰(実証)による乾燥、2.の型は栄養不足(虚証)による乾燥で、便秘の性質や原因は正反対。したがって治し方も違います。滋養剤で身体に潤いを与え、便の排せつをうながす方剤としては潤腸湯(じゅんちょうとう)があり、中成薬(中国製剤)としては首烏延寿片(しゅうえんじゅへん)がよく使用されます。

3.気滞性便秘…精神的ストレスがたまり、腹部の張満感が強い。ストレス、肝への負担、胃腸の機能障害、便秘、というメカニズムが考えられる。緊張を解き、気分をリラックスさせるためにも、肝臓の働きを強めることが根本治療となります。方剤としては六麿湯(ろくまとう)がよく知られています。中成薬では開気丸(かいきがん)や逍遥散(しょうようさん)の適応です。ストレスで便秘と下痢が交互に現れる、過敏性大腸症候群にも効果を発揮します。

4.気虚性便秘…排せつ力が弱く、消化能力の低下、全身の倦怠感などの症状を伴い、老人や胃腸の弱い人によく見かける。麻子仁丸で便通をうながすとともに、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)や香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)で胃腸の働きを強めることが必要。

 ひとくちに便秘といっても、中国漢方ではさまざまなクスリを使い分けることがおわかりいただけると思います。ですので、便秘という一つの症状に目を向けるだけでなく、他の全身的自覚症状や他覚症状から総合的に判断し、体質改善による根本治療を目指します。


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