黄体化未破裂卵胞と不妊症

　黄体化未破裂卵胞（ＬＵＦ）は女性の不妊症に深く関わってあります。

　黄体化未破裂卵胞（ＬＵＦ）は、基礎体温が、低温期から高温期に二相性に別れ排卵したかのように見えますが、卵巣の中には、黄体化してしまった卵胞が残されています。残留卵胞が卵巣に残っているため、新たに育つ卵胞の質が落ちるといわれます。

　黄体化未破裂卵胞（ＬＵＦ）はの原因はまだ良く分かっておりませんが子宮内膜症や骨盤内炎症性癒着、多嚢胞性卵巣などと関連があるとされています。排卵されていないということで 黄体化未破裂卵胞（ＬＵＦ）の周期は不妊症ということになります。

　黄体化未破裂卵胞（ＬＵＦ）が確認された場合は、肥大された黄体卵胞が消滅するのを待つことが多いようです。黄体化未破裂卵胞（ＬＵＦ）は誰でも起こりえるで、多くの場合はそのまま何周期かは経過を診ていくことになります。

　しかし黄体化未破裂卵胞（ＬＵＦ）の反復性が確認されたときには、腹腔鏡検査で骨盤内感染症や癒着などの原因究明をすることもあります。また排卵誘発剤が無効の場合は不妊症になって、体外受精を勧められることもあります。